『2ガンズ』(原題:2 Guns)
監督:バルタザール・コルマウクル
出演:デンゼル・ワシントン,マーク・ウォールバーグ,ポーラ・パットン,
ビル・パクストン,ジェームズ・マースデン,フレッド・ウォード他
ヴィソラあらためキューズモールとなった「かやの中央」。
先日は数千人を集めてのご当地アイドルイベントが開催されたようですが、
見た目にはなんら変化がありません。
109シネマズ箕面にて、割引のない日にポイント鑑賞。
ちょっと珍しいアイスランド出身の監督。
『ハード・ラッシュ』で起用したマーク・ウォールバーグがお気に召したよう。
『ザ・ディープ』と同じ監督とは思えないぐらいハリウッド化していますが、
いまいち垢抜けていない雰囲気があってなんだか好ましい。
DEA(麻薬取締局)捜査官ボビー・トレンチは、
メキシコの麻薬王パピ・グレコを挙げるべく、麻薬組織に潜入中。
やはり潜入中の海軍犯罪捜査局の捜査官マイケル・スティグマンと出会い、
なんとなくウマが合って行動を共にするように。
しかしなんとこの2人、お互いの身分を隠したままで、知らずにいる。
ある日、地元銀行の貸金庫に預けられているパピの金300万ドルを頂戴しようと計画。
ボビーは上司ジェサップにそれを報告、上司はもちろん許可しないが、
マイケルが強盗を決行すれば、パピを挙げる証拠も得られ、
強盗の罪はマイケルひとりになすりつけることができる。
ボビーは、かつては恋仲にあった同僚のデビーに強盗決行予定時刻を知らせ、
銀行前で張っているようにと言い残してマイケルと銀行へ。
ところがパピの闇資金は300万ドルのはずが、貸金庫には4000万ドルを超える金が。
何かがおかしいと言いつつもマイケルはすべて盗み出す。
そこへデビーが現れてマイケルを捕らえるはずが、デビーは来ない。
仕方なくボビーはマイケルと共に金を積んだ車に乗り込んで逃走。
身分を明かそうとしたところ、軽傷を負う程度にマイケルに撃たれてしまう。
マイケルは4000万ドルを携えて海軍犯罪捜査局の上官のもとへと向かう。
パピを資金洗浄の罪で起訴することが目的だと聞かされており、
今回の手柄を認められるものと信じきっているマイケル。
しかし、上官は金を横領するつもりらしく、マイケルは命を狙われる。
また、マイケルが組んだ相手がボビーだとわかっている上官らは、
ボビーが死んでいないことを知って2人とも抹殺しようと躍起になり……。
パピ率いる麻薬組織と海軍犯罪捜査局のみならず、
CIAの極悪人まで出てきて、事態はしっちゃかめっちゃかに。
あっちからもこっちからも裏切られ、結局信用できるのはボビーとマイケル、お互いのみ。
彼らの会話は実にテンポよく、漫才のようです。
この主演2人は実際にウマが合うのだろうと思わずにはいられません。
賢いんだか抜けているんだかわからない彼ら。
人をいとも簡単に殺しすぎるところには唖然。
話にかなり無理がないこともないですが、そこはご愛敬。
「ドーナツの名店の前では強盗は禁物」って、
そんなに警官はドーナツが好き?
ま、確かに張り込み中は必ずドーナツにコーヒーかも。
—–