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今年観た映画50音順〈は行〉

《は》
『ハートブレイカー』(原題:L’Arnacoeur)
2010年のフランス/モナコ作品。
青年アレックスは姉夫婦とともに“別れさせ屋”を開業している。
依頼に基づき、ターゲットの女性にアレックスが近づくと、
その色男ぶりと演技力に女性は必ずコロリと騙されて、
自分の交際相手の男性に愛想を尽かす確率100%。
ある日、娘ジュリエットの結婚を阻止してほしいという、大富豪からの依頼が。
結婚式は10日後にモナコでおこなわれる予定。
父親が送り込んだボディガードとしてジュリエットに近づくのだが……。
ヴァネッサ・パラディとロマン・デュリス、キュートなふたりのコメディ。
どちらも口元に特徴あり。
ジョニー・デップは彼女のすきっ歯に惚れたのかなぁ。←ついに別れたようですが。
ロマン・デュリスは昔はなんちゅう美形と思いましたが、
本作中でも言われているように、どんどんアホ面になっています。(^^;
『ダーティ・ダンシング』(1987)は『ラブ・アゲイン』(2011)に続き、
こちらでも女性を口説くのに有効。

《ひ》
『光のほうへ』(原題:Submarino)
2010年のデンマーク作品。
アル中で育児放棄の母親に代わり、生まれたばかりの男児の面倒をみる幼い兄弟。
しかし、赤ん坊は突然死を迎えてしまう。
兄弟は末弟の死に責任を感じ、深く心に傷を負ったまま成人する。
兄は事件を起こして最近まで服役、いまは臨時宿泊施設で暮らす。
弟は妻を交通事故で亡くし、ひとりで息子を育てているが、麻薬と縁が切れない。
疎遠になっていた兄弟は、母親の死をきっかけに再会するが……。
寒々として、心が押しつぶされそうに。
ラストのわずかな希望の光に打ち震えます。

《ふ》
『50/50 フィフティ・フィフティ』(原題:50/50)
実際に癌を克服したプロデューサーのウィル・ライザーが書きあげた脚本を映画化。
シアトルのラジオ局に勤める27歳のアダムは、
酷い腰痛に悩まされて診察を受けたところ、脊髄の癌と診断される。
5年後の生存率は50%と知り、覚悟を決めて闘病生活に入るのだが……。
ずっとセス・ローゲンが苦手だったのですが、
本作でアダムの親友カイルを演じる彼を見て、苦手意識は消えました。
みんなが腫れ物に触るようにアダムに接するなか、
カイルだけはいつものとおり能天気、無神経とも思える発言や行動をくり返します。
それがこういう展開になるとは予想せず、泣かされました。

《へ》
『HELL』(原題:Hell)
『デイ・アフター・トゥモロー』(2004)のローランド・エメリッヒ監督が製作総指揮を務め、
母国ドイツの新鋭監督デビューをサポートしたという、たドイツ/スイス作品。
舞台は近未来も近未来、2016年。
地球温暖化現象で気温がぐんぐん上がり、太陽嵐が起きて文明は崩壊。
生き残ったマリーとレオニー姉妹は、マリーの恋人フィリップとともに、
水のある場所を求めて車を走らせる。
途中のガソリンスタンドからトムという男が同乗することに。
しかし、レオニーが独りになった隙を狙って謎の男たちが車ごと奪う。
マリーはレオニーを探すうちに荒れ果てた農場にたどり着くのだが……。
画面が暗い、話も暗い、狂気の農場のババアを殺しても救いなし。

《ほ》
『ホーボー・ウィズ・ショットガン』(原題:Hobo with a Shotgun)
フェイク予告編コンテストでグランプリに輝いた作品をちゃんと長編化。
宿無しの初老の男“ホーボー(流れ者)”がやって来たのは、暴力に支配された町。
犯罪組織のボス、ドレイクとその息子たちが残虐な殺戮行為に走っているが、
住民はもちろんのこと、警察すら見て見ぬふり。
ホーボーは危ない目に遭いかけていた娼婦アビーを助けたために、袋だたきに。
後日、質屋で強盗現場に遭遇したホーボーは、売り物のショットガンで強盗を始末。
これをきっかけに、ホーボーは町からクズどもを一掃すべく立ち上がるのだが……、
血祭りシーンがあまりに凄くて泣き笑い。
おふざけ映画の極みで、ひょえ~と思いながらも楽しめます。
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