MENU

デトックスの女。

先月末レンタル開始になった『君と歩こう』(2009)を観ました。
鑑賞後にテンションが上がりまくった『川の底からこんにちは』(2009)と同じ、
石井裕也監督の作品です。ついでながら、監督の奥様は満島ひかり。
『悪人』(2010)で妻夫木聡演じる主人公に殺された保険外交員役の子。
わりと最近、遅まきながら彼女主演の『愛のむきだし』(2008)も観ましたが、
237分という大長編で、イカレてますけど、シビレました。

満島ひかりの話をしようと思ったわけではないので、話を元に戻します。
『君と歩こう』で名前を初めて知ったのが、主演の目黒真希。
手塚理美に似た38歳。
出演作を調べてみたら、結構観ているのに、全然覚えていません。
TVドラマやCMには山ほど出演しているようです。

『君と歩こう』では高校の英語教師、34歳の明美役。
今にも崩れそうなボロ家に住む教え子、17歳のノリオは、
あまりの貧乏ぶりに友人たちからもドン引きされています。
両親も失って、首を括ろうとしたその瞬間に訪問したのが明美。

ノリオに同情した明美は、なんとなく駆け落ちを計画。
すべてを捨てて、田舎町から東京へと出るふたり。
とにかく弁護士を目指せとノリオにハッパをかけ、
アンタは勉強だけすればいい、ほかは先生に任せろと言います。

しかし、実は明美には貯金も何もありません。
ノリオに内緒でアルバイトを始めますが、やる気は起こらず。
女子高生からはオバハン呼ばわりされて怒り心頭。

ある日、明美の様子がおかしいと跡をつけるノリオ。
優雅な駆け落ち生活は夢であることに気づいて……。

傑作だった『川の底からこんにちは』には敵いませんが、
これもやはり、微妙な間(ま)がなんとも言えない笑いを生み出して、
私は嫌いじゃありません。なんだか引きずられてしまうのです。

で、この明美先生を見て、目黒真希という名前を知り、
よくよく考えたら『川の底からこんにちは』にも出演していました。
慢性便秘に悩む、満島ひかり演じる主人公が定期的に通うデトックス。
その担当者が彼女でした。役名はズバリ、「腸内洗浄スタッフ」。
冷ややかな対応が可笑しすぎ。

ちなみに私はデトックスのお世話になったことはなく、
毎朝決まった時間にきっちり催します。(^^;
2日出ないなんてことはあり得ず、
もしそうなったら欠勤すると言ったら、
「インフルエンザでも休まないのに?」と職場で笑われました。
はい、おそらく私にとっては、高熱よりキツイです、便秘。
—–

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次