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ヘレンとヘレンとヘレン

借りればなぜかヘレンだらけ。流行りですか?

今週、レンタル開始になった『子ぎつねヘレン』(2005)。
獣医かつ写真家である原作者の子ぎつねの介護記録が基。
母子家庭に育つ小学生、太一は、母の海外出張中、
北海道の動物診療所に預けられます。
ある日、太一は道端で子ぎつねと遭遇、居候先に連れ帰ります。
目も耳も不自由であることがわかった子ぎつねを
ヘレン・ケラーにちなんでヘレンと名づけ、
太一は毎日を一緒に過ごすように。

予告編を見るだけでウルウル来ていましたが、
残念ながら(?)すべてが凝縮されていた予告編が秀逸。
あとは警官役の阿部サダヲが個人的にツボ。
泣くはずが、阿部サダヲが出てきただけで笑ってしまいました。

『ヘレンとフランクと18人の子供たち』(2005)。
メグ・ライアンの元夫、デニス・クエイド演じるフランクは、
死別した妻との間に8人の子どもがいます。
一方、レネ・ルッソ演じるヘレンは死別した夫との間に子どもが10人。
高校生の頃、交際していた2人が同窓会で会い、速攻で再婚を決めるも、
合計18人の子どもたちがうまくやっていけるはずもなく……。

劇場未公開も納得ですが、レンタルならそれなりに楽し。
正反対のフランクとヘレンの性格が端的に描かれ、
そんなふたりの性格を熟知した、愛らしく小生意気な子どもたちが
ふたりの仲を引き裂こうとあの手この手を使う姿は最高。
最後はお決まりの展開に涙。
しかし、18人はなんぼなんでも多すぎ。
ほとんど出番のない子がいるのはどうよ。

『プリティ・ウーマン』(1990)と並べて「プリティ・シリーズ」と銘打たれた
『プリティ・ヘレン』(2004)。この邦題はご勘弁。
原題が“Raising Helen(=ヘレンを育てること)”と知って観るべし。

ヘレンはNYのモデルエージェンシーに勤める有能なエージェント。
自由きままな独身生活を送る彼女のもとへ、長姉夫婦の交通事故死の知らせが。
遺言状には長姉夫婦の3人の子どもをヘレンに託すと。
専業主婦を立派に務めあげてきた次姉はその遺言に納得できず、
ヘレンも戸惑うのですが……。

主演のケイト・ハドソンはいつも超キュート。
次姉役のジョーン・キューザックは毎度ながら素晴らしく、
学校の牧師役、ジョン・コーベットは安心感を与えてくれます。
長姉の子どもたちを育てていながら、
実はヘレンのほうが育てられていく様子を見守ってください。

ということで、私は3本目のヘレンに1票。
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