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ホルプ滞在記〈その12〉

シュトゥットガルト中央駅付近は
スペインとチュニジアの応援合戦で大盛りあがり。
路地を入ったカフェは若干静かで、
それぞれの国のシャツを着たサポーターがひと息ついています。

またもやトイレネタですが、このカフェの便座、
ちっちゃな日本人にとっては位置がかなり高い。
座ると足がブラブラ状態になります。
席に戻ってその話をダンナとBくんにしたら、
「女やったらそれでも用を足せるからまだええがな。
俺ら、便座の位置が高いと届かせるのに大変」。
つま先立ちで便器に向かう姿を想像するとワラけます。
嗚呼、頭の中で「白鳥の湖」が流れる。

夕方、Bくん夫妻と別れてスタジアムへ。
そらもう、道中の雰囲気はウキウキせずにはいられません。
車は置いてきたけれど、駐車場の安さに驚きます。
ワールドカップなのに1日6ユーロ(約850円)ってなんで?

さらに驚いたのはチケットセンター。
私たちが当選したのはかなり遅い時期の販売分だったので、
チケットは送付してもらえず、現地渡しでした。
最悪、行ったらチケットがなかったなんてことも予想していましたが、
チケットセンターに入ると係員が名前を聞いてきます。
そしたら名簿をめくってるじゃないですか。
ワールドカップやで、世界中から来てるんやで。
どうして冊子体の名簿なんかで対応できるの。
という驚きをよそに、いとも簡単に私たちの名前を確認、
「あの窓口に行ってください」と言われて、
行けばすぐにチケットが。素晴らしい。

ボディチェックは甲子園球場の100倍くらい厳しく、
ポケットはもちろん、荷物はすべて開けられて、
中身をひとつずつチェックされます。
私はまずブラシを取りあげられ、こんなもののどこが凶器になるんじゃ~と思いましたが、
あとで返してくれることがわかってひと安心。
裁縫用具や爪切りの入っていたポーチも一緒にサヨナラ。
入場券よりもこの預かり証をなくさないようにと念を押されます。

ペットボトルもアルコールが入っている可能性ありということで、
すみやかに没収。中身を捨てれば問題ありません。
すなわち、飲食はすべて場内のマクドナルドとコカコーラでまかなえっちゅうことです。
で、そのマクドナルドもワールドカップ仕様。
サッカーボール形のパンにソーセージが挟まれています。

席は前から5列目。
近くには真っ赤なビキニを着用した、
スペイン・サポーターのオッサン集団が。
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