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『ドッジボール』

『ドッジボール』(原題:Dodgeball: A True Underdog Story)
監督:ローソン・マーシャル・サーバー
出演:ヴィンス・ヴォーン,クリスティーン・テイラー,ベン・スティラー,
   リップ・トーン,ジャスティン・ロング他

ドッジボールを取りあげて話題になったわりには、
ロードショーはあっという間に打ち切られ、観に行く暇もなかった一作。
ストーリーは単純、どこまでもアホらしい。
やっぱり好きだなぁ、こういう映画。

ピーターはスポーツジム“アベレージ・ジョー”の経営者。
ここに集うのは皆、善人だが金持ちとは言えない客ばかり。
利用料を徴収できないまま数ヵ月が経つ。
通りの向かい側には最新のマシンを完備した“グロボ・ジム”がある。
経営者で、金の亡者ホワイトは“アベレージ・ジョー”の経営難を知り、買収を企てる。

30日以内に5万ドルを支払わなければ
“アベレージ・ジョー”がホワイトの手に渡ることを
女性弁護士のケートから聞かされたピーターと客たちは
なんとかジムを存続しようと策を練る。
そして、まさしく賞金5万ドルの、ラスヴェガスでおこなわれる
国際ドッジボール競技会に出場することに。
往年の名選手オフーリハンが突如指導に現れ、優勝を目指して特訓が始まる。

何から何までアホくさくて可笑しいです。
そもそも賞金5万ドルの大会なのに、地区予選の出場チームはわずか2組。
対戦したガールスカウト・チームはピーターらに勝つものの、
ビーバー用の鎮静剤が少女の尿から検出されて
ドーピングで失格に。ヒゲの生えた体格のいい少女が
チームメイトに「アンタのせいよ!」と罵倒され号泣。

オフーリハンはボールを避けるための練習として
レンチをピーターたちに向かって投げつけたり、
車の往来の激しい通りに放り出したりします。
個人的にウケたのは、オフーリハンの若かかりし頃を
前述の『ニュースの天才』の理想の上司、
マイケル役のハンク・アザリアが演じていたこと。
チャック・ノリスも意表を突いた出演で笑かしてくれます。

オフーリハンは、見事“アベレージ・ジョー”チームを
決勝まで導いた日に、バーの看板の下敷きになって即死。
チームの最少年メンバーの恋敵はジェットコースターから落ちて全身を骨折。
スポ根コメディながらかなりブラックで、子どもさんにはお薦めできませんけれど。

ホワイトの捨て台詞が「マフィンになって食われろ!」。
これほど笑える捨て台詞はないでしょ。
使ってもいいですか。
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