『レディ・ウェポン 赤裸特工』(原題:赤裸特工)
監督:チン・シウトン
出演:マギー・Q,アンヤ,ダニエル・ウー,アルメン・ウォン,
アンドリュー・リン,チェン・ペイペイ他
先週、某レンタルビデオ店で発見しちゃったんです。
『映画秘宝』の表紙となっていた本作を。
どうして見落としていたんでしょう。
まだ新作落ちしたところだったので、
香港、韓国など、アジア系の準新作の棚にありましたが、
旧作扱いになったら「エロティック・アクション」、もしくは「セクシー・アクション」、
ちょっと恥ずかしいコーナーにおそらくまっしぐら。
借りるならいまのうちだぁ。
たった1本だったけど、入荷してくれた店に感謝。
あらすじはこんな感じです。
世界各地で12,3歳の少女が誘拐される事件が多発する。
いずれも運動能力に秀でた美少女ばかり。
彼女たちは孤島に連れ去られ、
マダムMと呼ばれる謎の女性のもと、暗殺者となるための訓練を受ける。
島から脱走を図れば即銃殺。
励ましあって過酷な訓練に耐える少女たち。
6年後、マダムMは卒業試験と称して
美しく成長した彼女たちを対戦させ、相手を殺すように命ずる。
ただひとり、生き残った者だけが世に送り込まれる予定だったが、
マダムMの予想を超える戦いぶりを見せた3名が
プロの暗殺者としての道を歩みはじめることに。
最初からB級全開、半端にエロくて笑けます。
暗殺集団「チャイナドール」のうちの2名が
マギー・Q(シャーリーン役)とアンヤ(キャット役)。
マギー・Qは高島礼子に似た美人、
アンヤはちょっとすっとぼけてて可愛いです。
シャーリーンを追うCIA捜査官のジャック役にダニエル・ウー。
彼とマギー・Qの海辺のラブシーンは、B級にあるまじき美しさなんですが、
ダニエル・ウーといえば『美少年の恋』(1998)。
これは、ウーを含む香港の人気美男俳優4人が出演したゲイの映画で、
どうも男性と絡んでいたシーンが頭に浮かんできてしまいます。
それは余計な話として、私が考えるB級のパターンは、
ストーリーも終盤に近づいた頃に、
突然「アンタ、誰やね~ん?」と思うような人物が登場したり、
主要人物が唖然とするほど簡単に殺されたりするもの。
まさに本作もそのパターンを踏襲しております。
可笑しくってひっくり返りそうになりました。
憎めないなぁ、こういう映画。
アクションも『マトリックス』ばりで侮れませんよ。
ほめすぎか!?
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