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『ボビー・ジョーンズ 球聖とよばれた男』

『ボビー・ジョーンズ 球聖とよばれた男』(原題:Bobby Jones: The Stoke of Genius)
監督:ローディ・ヘリントン
出演:ジム・カヴィーゼル,クレア・フォーラニ,ジェレミー・ノーサム,マルコム・マクダウェル他

ゴルフのコースはなぜ18ホールなのかご存じでした?
ゴルフについてズブの素人の私は、
この作品で18ホールの理由を知りました。

19世紀半ばのこと。
セントアンドリュースに集ったゴルファーのうちのひとりが、
こんなことを言ったそうです。
「ウイスキー1瓶でグラス18杯分がとれる。
 18ホールならちょうど1瓶空く」。
酒瓶が空になった頃が止めどきなんて、洒落てるなぁ。
ただの酔っ払いか。(^^;

この作品は日本では劇場未公開。
それなりに知名度の高い役者陣なのですが、
ゴルフをする人と映画を観る人はかぶらない?
オーガスタの創始者でマスターズの生みの親、ボビー・ジョーンズ。
ゴルフをほとんど知らない私には興味深い物語でした。

主演のジム・カヴィーゼルは『パッション』(2004)のキリスト役。
私個人的には、ジム・カヴィーゼルは、
トビー・マグワイア(“スパイダーマン”シリーズ、『シービスケット』(2003))、
ジェイク・ギレンホール(『遠い空の向こうに』(1999)、『デイ・アフター・トゥモロー』(2004))とともに
伸び盛りの俳優だと思っています。
3人とも決して2枚目じゃないけれど、好青年役がハマります。

さて、ボビーは1902年、ジョージア州アトランタ生まれ。
大のゴルフ好きである父親は、体の弱いボビーが少しでも鍛えられるようにと、
コースへボビーも連れていくのが日課。

ある日、父親のレッスンにやってきたプロゴルファー。
そのフォームに魅せられたボビーは、
木の陰に隠れてプロゴルファーの跡をつけまわす。
最初は追い払っていたプロゴルファーだが、ボビーの根気強さに負けて、
「せっかくだから、息子さんにもプレーさせては?」と、ボビーの父親に進言する。

それ以来、生涯アマチュアを貫き、
「球聖」と呼ばれるほど見事なストロークを披露したボビー。
1920年代には一世を風靡し、1930年には史上初の年間グランドスラムを達成。
そして、この記録は今も破られていないそうですね。

ただゴルフが好きだからやっているだけだと、
プロへの転向を拒みつづけ、ハーバード大へ。
弁護士としても活躍したようです。

「勝った試合よりも、負けた試合に多くのことを学ぶ」とは
ボビー・ジョーンズの言葉です。
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