『シャレード』(原題:The Truth About Charlie)
監督:ジョナサン・デミ
出演:マーク・ウォールバーグ,タンディ・ニュートン,クリスティーヌ・ボワッソン,
ティム・ロビンス,アンナ・カリーナ,テッド・レヴィン,パク・チュンフン他
エーゲ海でのバカンスからパリに戻ったレジーナ。
結婚してまだ3ヵ月の夫チャーリーに、
どうやって離婚を切り出そうか悩んでいる。
しかし、帰宅してみると、家はもぬけのから。
夫はもちろん、高価な家具一式もみごとになくなっていた。
事情がつかめず呆然とする彼女のもとへ刑事がやってくる。
画商だと思っていた夫は偽名を使いまくる怪しい人物だったうえに、
家具をすべて売り払い、旅先の列車内で殺されていた。
いったい夫は何者だったのか。
夫が殺されたあと、3人組の男女がレジーナを狙う。
どうやら夫は仕事仲間を裏切って大金を手に入れたらしい。
カネを取り戻すことに躍起になっている彼らは、
執拗にレジーナをつけまわす。
さらには米大使館員だという男がレジーナに助けを申し出る。
女刑事はケンカ腰。
途方に暮れるレジーナは、エーゲ海で知り合ったジョシュアとばったり再会。
やっと心を許せる相手と出会ったはずが、ジョシュアの行動までが怪しくなる。
誰が味方やねん!
というわけで、あのオードリー・ヘプバーンの名作『シャレード』(1963)を
あの『羊たちの沈黙』(1991)のジョナサン・デミ監督がリメイク。
めちゃめちゃ大胆じゃありませんか。
これはオリジナルとはまったく別物だと思って観ましょう。
比べなければそこそこ楽しめます。
パリっておしゃれなイメージしかなかったのに、
サスペンスに満ちたあぶない街に思えるおもしろさもあります。
ケーリー・グラントとヘプバーンが演じた主演2人とは
まるで対照的なマーク・ウォールバーグとタンディ・ニュートンもそれはそれで○。
でも、現在のレンタル新作でウォールバーグを観るなら、
やっぱりコレより『ミニミニ大作戦』(2003)やなぁ。
タンディ・ニュートンは『M:I-2』(2000)のトム・クルーズの相手役の女優さん。
キャストは結構ゴージャスなのに、なんで日本未公開だったの?
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