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『ブルークラッシュ』

『ブルークラッシュ』(原題:Blue Crush)
監督:ジョン・ストックウェル
出演:ケイト・ボスワース,ミシェル・ロドリゲス,サノー・レイク,
   マシュー・デイヴィス,ミカ・ブーレム他

ハワイ、オアフ島のノースショア。
世界中からサーファーが集まる場所。
幼いころから天才少女と呼ばれていたアン・マリーは
もっともレベルが高いとされるパイプラインの大会に出場するため、
友人のエデンやレナと練習に励んでいる。
しかし、3年前に溺れた経験があり、恐怖をぬぐいきれないでいる。

朝は波に乗り、昼間はホテルのメイドをして稼いでいる。
ある日、そのホテルに宿泊中のNFLの選手、マットと出会う。
彼女はマットからサーフィンのコーチを頼まれる。
大会をひかえて、マットに夢中になる彼女をエデンは心配するが、
事故のトラウマを抱えたまま、無意識のうちに練習から遠ざかろうとするアン・マリー。

と、書いてみてもわかるように、ストーリーはなんちゅうことありません。
どちらかといえばヒドイです。
目新しいことは何もなく、海でナンパされてひと夏の恋におぼれ、
男とサーフィンのあいだで心が揺れる、そんな気恥ずかしくなるようなお話。

しかし、なんといってもこれはサーフィンの映画。
青い海と空はどこまでも美しく、そして10m以上もあろうかという高い波。
女性サーファーたちはもちろんみんなスタイル抜群。
ビキニであんな波に挑んだらズレるやんけ~と心配してしまいます。

アン・マリーを演じたケイト・ボスワースは
10代半ばにして乗馬のチャンピオンになったという人。
ロバート・レッドフォード監督の『モンタナの風に抱かれて』(1997)のオーディションで、
その身のこなしが注目されてデビュー。
この作品でも特訓に特訓を重ねた結果を披露。
身体能力は抜群に高いようです。

レナ役のサノー・レイクは本物のプロ・サーファー。
スタントはロチェル・バラードやメーガン・アブボなど、
一流のサーファーが務めています。スバラシイ。
また、水中での撮影はトム・ハンクスが無人島に投げ出される
『キャスト・アウェイ』(2000)などでも有名なドン・キング。

は、恥ずかしいで、こんな映画、と思いつつ、
ラストでは不覚にも涙してしまいました。
こんな映画で泣ける自分ってイイかも、
と自分を好きにさせてくれる作品なのでありました。
アホらし?
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