ここからは選挙ネタというよりは政治ネタ、
絞って大統領ネタというべきものです。
ドロドロした空気が流れこむ作品が多いなか、
心温まる大好きな作品が『デーヴ』(1993)。
大統領が突然倒れ、意識不明の重体に。
次期候補者をめぐる争いから、この事態を周囲に伏せておきたい補佐官は、
大統領にウリふたつの職業紹介所経営者のデーヴを探し出し、
無期限で大統領になりすます契約を交わす。
大統領とデーヴをケヴィン・クラインが1人2役。
外面がよいだけで夫婦仲も冷えきっている大統領に対し、本当に善人のデーヴ。
代役のはずが人びとを魅了し、妻までもが夫を見直しはじめる。
政治ドラマとしても、コメディとしても超楽しめるオススメ作品です。
『ザ・コンテンダー』(2000)。
副大統領が任期途中で急逝。後継に指名されたのはレイン女性議員。
初の女性副大統領誕生かと思われたが、
それを良しと思わないジジイ議員たちが画策し、
セックス・スキャンダルが噴出する。
この作品は2000年度のアカデミー賞に
主演女優賞(ジョアン・アレン)でノミネートされました。
結局『エリン・ブロコビッチ』(2000)のジュリア・ロバーツが受賞。
ロバーツのほうが華があるけど、演技ではアレンもひけはとりません。
ところで、私が今ハマっているのが
最新作としてレンタル中の『24 TWENTY FOUR』というテレビドラマです。
これは大統領予備選を明日にひかえた深夜からの24時間が
1話につき1時間の形で進められていくドラマ。
初の黒人大統領になると噂されるパーマー上院議員。
彼の暗殺が24時間以内に決行されるらしい。
召集をかけられたジャックら、テロ対策ユニットのメンバー。
ジャックを演じるのはドナルド・サザーランドの息子、
キーファー・サザーランド(『失踪』(1993)、『ダークシティ』(1997)など)。
あんな名優が父親だったら、息子もたいへんやなと常々思っていますが、
彼はしっかり自分の居場所を見つけているようです。
どうでもいいことですが、彼はその昔、
ジュリア・ロバーツと婚約&ドタキャンした過去をもつ人でもあります。
24時間のうち、やっと3時間分を見たところで、
あと21時間もあるんかぁ?としんどくなってますが、やめられません。
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