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イケメンでなかったころ

『マトリックス・レボリューションズ』が、明日、全世界同時公開。
いまはイケメンのキアヌ・リーヴスですが、
昔の作品ではダサダサの姿をさらしているものもあります。
『バックマン家の人々』(1989)は
『アポロ13』(1995)や『ビューティフル・マインド』(2001)のロン・ハワード監督作品。
家庭をかえりみない自分の父親のようにはなるまいと、
ひたすら理想の家族であろうとするバックマン家の長男ギル。
ギルの家族、その妹の家族と、バックマン家をめぐる騒動を
コメディタッチで描いたヒューマンドラマ。
原題は“Parenthood”で、直訳すると「親のころ」か「親たること」か。
ドタバタ笑わせてくれるけど、親であることがどれだけたいへんで、
そしてどれだけいいものであるかが胸に迫る作品です。
……って、「親」じゃないのにこんなこと書いてもあかんか。
このなかで、キアヌ・リーブスはギルの姪のボーイフレンド役。
いつも寝起きみたいな情けない顔と格好。
お腹はぷよぷよだし、あまり見たくない風貌です。
きっとレオナルド・ディカプリオと同じく、
ちょっと気を抜くと太る体質だということがわかります。
でも、年中ぐうたらでありながら
思春期で悩む少年の良き相談相手になったりして、実はいい奴というオイシイ役。
この、思い悩むほうの少年も要チェック。
リバー・フェニックスの弟、ホアキン・フェニックスが好演しています。
(この映画出演当時はリーフ・フェニックスと名乗っていました。)
もうひとり、いまはイケメンなのに、
目を疑ってしまったのがジョージ・クルーニー。
『ER』で大ブレイクした彼は、『オーシャンズ11』(2001)など、
めちゃめちゃイケてるおっちゃんですよね。
そんな彼がおそらく忘れ去りたい過去だと思っているのが
『リターン・オブ・ザ・キラートマト』(1988)。
これは、ある日突然トマトが人を襲いはじめるという
『アタック・オブ・ザ・キラートマト』(1978)の続編。
いまのイケメンぶりが信じられないようなダサさのクルーニーが
あろうことか、人食いトマトと戦います。
あまりのおバカ加減に抱腹絶倒必至。
ものすごいカルト人気を誇る映画ですが、
レンタル店でこれを置いてるところがなかなかありません。
うちの近所ではただ1軒。
見つけたら迷わず借りることをお勧めします。

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