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目が点になった映画(その2)

観ている途中で「まさか・・・となるんとちゃうやろな」と嫌な予感が走り、
そしてそのとおりのオチを迎えた映画には目が点にさせられます。
ネタバレ満載。

まずはご挨拶でもちょっと触れた『ポネット』(1996)。
母を事故で亡くしためちゃめちゃかわいい女の子が、
その死を受け入れられずにいる様子を1時間半撮りつづけ、
「まさかオカンが幽霊になって現れるんとちゃうやろな」と思ったら、
まさにそのとおりに。そして映画は終わります。
ズッコケそうになりました。
もっとはよ化けて出てきてほしかったわ。

この映画については、ウソかホンマか、
主演の少女を「君のお母さんは死んだんだ」と洗脳して
映画にのぞませたという話をどこかで聞いて思わず納得。
トラウマになったらどうすんねん!
……トラウマにもならんと無事成長した姿は『ショコラ』(2000)でご覧になれます。
「よう無事育ったもんや」と思って、
私はこの『ショコラ』のほうに涙しました。

つづいて、『A.I.』(2001)。
子どもが意識不明に陥ってしまった夫婦が、悲しみを癒すために、
人間の子どもそっくりにつくられたロボットを買い取ります。
引き取り手の両親から愛情をそそがれて、ロボットは本当の家族のように生活するけれど、
やがて子どもが意識を取り戻し、家族に必要なくなったロボットは捨てられてしまいます。
母の愛が永遠につづくと思っていたロボットは、
母のもとに帰ろうと母を探しつづけるという話。

人間には当然死が訪れて、ロボットは死なないわけだけど、
海の底に沈んでしまったロボットが眠りについたとき、
「まさか目が覚めたら何千年とか何万年とか経ってました
……っちゅうオチとちゃうやろな」と思っていたら、
ほんまにそのとおりに。そして映画は終わるのね。
映画館で本当にズッコケました。

目が点になった映画Part2でした。
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