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『YADANG/ヤダン』

『YADANG/ヤダン』(英題:Yadang: The Snitch)
監督:ファン・ビョングク
出演:カン・ハヌル,パク・ヘジュン,ユ・ヘジン,リュ・ギョンス,チェ・ウォンビン,ユ・ソンジュ,キム・グムスン,イム・ソンギュン,チョ・ワンギ,クァク・ジャヒョン,イ・ソファン他

109シネマズ大阪エキスポシティにて。

“ヤダン”というのが何なのか知らずに観に行きました。麻薬犯罪者から引き出した情報を検察や警察に提供することで司法取引を操るブローカーを指すそうです。韓国の裏社会に実在すると言われているものの、都市伝説的な存在らしい。

3年前、青年イ・ガンス(カン・ハヌル)は検挙率を挙げるために仕組まれた罠にハメられ、麻薬入りのドリンク剤を飲まされて失神、現行犯逮捕された。冤罪を訴えるも服役からは逃れられずに悶々とするなか、彼の記憶力の良さを見込んだ検事ク・グァニ(ユ・ヘジン)からある提案を受ける。それは同房の服役者たちを密かに調べて麻薬組織の内情を突き止めよというもの。ガンスは見事期待に応えてみせ、おかげでグァニは次々と麻薬犯罪者を逮捕する。

大幅に減刑されて出所したガンスは、グァニの勧めでヤダンに。麻薬犯罪者が逮捕されるとガンスが呼ばれて交渉の席に着く。犯罪者には減刑と引き換えに情報提供を求め、知り得た麻薬取引の情報はグァニに渡す。するとグァニが部下を引き連れて取引の場へ。その場にいた者を片っ端から捕まえるという算段。こうしてグァニはトントン拍子に出世を果たし、頂上までもうすぐ。ガンスも犯罪者から減刑の見返りに受け取った報酬で良い生活を送っている。

一方、地道な捜査で麻薬犯罪者を捕まえてきていた刑事オ・サンジェ(パク・ヘジュン)は、長年追っていた犯罪者をいざ逮捕しようとするとグァニとガンスに横取りされてばかり。今回は麻薬を所持していた女優オム・スジン(チェ・ウォンビン)を捕まえ、彼女から得た情報により、あるホテルで開催されているドラッグパーティーの場に乗り込もうとしていたが、またしてもグァニとガンスが登場。

ところが、グァニが捕まえた中には大統領候補の息子チョ・フン(リュ・ギョンス)がいた。検察庁のトップに上り詰めるまでが見えてきていたグァニは、この事件を揉み消すならば出世を約束すると言われる。そのためにはすべてを知るガンスのことも消さなければならず……。

顔を見ただけで笑ってしまうけれどいつも善人役のユ・ヘジンがこんな出世欲にまみれた悪人役を演じるとは。トニー・レオンが悪役を演じるより衝撃的かも(笑)。グァニとガンスはまるで兄弟のように固い絆で結ばれていたのかと思いきや、グァニは誰にでも「兄さんと呼んでくれ」と言うような奴で。まさか「兄さん」に裏切られるとは思っていなかったガンスは酷い目に遭わされます。車で轢かれ、脚を燃やされ、シャブ漬けにされる。シャブを抜くのが大変です。こんなときに頼りになる人がそばにいてくれるのはいいもんだ。

裏切られた者同士ガンスとサンジェが手を組み、スジンを仲間に引き入れて、シャブ抜きに力を貸してくれたコ・チャンナク(イム・ソンギュン)がグァニもフンも潰しにかかる様子がめちゃめちゃ面白い。もう1回観たいぐらいなんですが、もっと客入ってロングランになってくれないかなぁ。ならないだろうなぁ。韓国映画がお好きな人には激推しの1本。

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