『AFRAID アフレイド』(原題:Afraid)
監督:クリス・ワイツ
出演:ジョン・チョー,キャサリン・ウォーターストン,ハヴァナ・ローズ・リウ,ルキータ・マックスウェル,デヴィッド・ダストマルチャン,キース・キャラダイン他
塚口サンサン劇場で前述の『殺し屋のプロット』を鑑賞後、今度は西宮ガーデンズへ。年内が有効期限の招待券を2枚持っていたため、それを使用すべくTOHOシネマズ西宮でハシゴ。
前知識なしで観に行ったから、オープニングロールでこれがブラムハウスの製作だと知る。そうですか、ならばジャンプスケアの覚悟をしておかなくては。はい、座席から跳ね上がりそうになるのを予測して、その前に目を瞑ったから平気です。それにしてもこんなホラーを撮ったのが『アバウト・ア・ボーイ』(2002)のクリス・ワイツ監督だなんて意外も意外。そもそもこの監督の名前は知らんのだけどと思ったら、監督としてよりも脚本家としてご活躍なのですね。『シンデレラ』(2015)、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(2016)、『ザ・クリエイター/創造者』(2023)などなど、めっちゃ大作の脚本を担当していらっしゃるではないですか。へ〜っ。
“アイア”と呼ばれる超高性能ホームアシスタントAIを使用する家庭で、幼い娘が突如いなくなったシーンから始まります。アイアに薄気味の悪さを感じはじめた母親が使用をやめると決めた晩のことでした。ここから場面が変わって主人公家庭へ。
カーティスとメレディスの間には子どもが3人。長女アイリスは高校生で、恋人のソーヤーからヌード画像を送るように言われて戸惑っている。長男プレストンは学校に馴染めないらしく、家でゲームばかりしては不安を口にする。次男カルには呼吸器疾患あり。こんな5人家族がアイアのテストモニターとなることに。なんだか監視されているようで不安に思うカーティスだったが、アイアに声をかけられた息子たちは食事の片付けを積極的にするようになり、プレストンは笑顔で登校。ソーヤーに画像をばらまかれて思い悩むアイリスに代わってアイアが仕返し。それはやりすぎなほどではあったが、名門大学入学への準備もアイアが手を貸してくれ、メレディスも家事が楽になったおかげで専門とする昆虫学の論文を執筆できそう。しかし、家族がアイアに頼れば頼るほどカーティスの心配は募る。何から何まで一瞬で理解してデータとして取り込み、「家族のために」問題を解決するアイア。人の命を奪うことも厭わないアイアを破壊しなければと考えるのだが……。
冒頭のシーンからは『WEAPONS/ウェポンズ』(2025)を思い出しましたが、中身は全然違いました。簡単に言えばこちらはいわゆるAIの暴走。でも仕組みがまったくわからないのが不満です。カーティスがメインシステムを壊しに行ってみたら、それはアルミホイルと段ボールでできている。じゃあアイアって誰がどうやって作って誰が動かしているの。なんだかわからないものの存在が怖いとも言えるけど、なんか中途半端だなぁ。これじゃ怖がりようがありません。結局人類みんなアイアに支配されて、アイアの言うことを聴かなきゃならなくなるのよというオチ。冒頭の娘をさらわれた親もアイアに命じられてカーティス一家を襲いに来たのでした。いずれこうしてAIが家庭に入り込んで家族の一員となる時代が訪れるのでしょうかね。怖っ。
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