『鬼平犯科帳 兇剣』
監督:堀場優
出演:松本幸四郎,山口馬木也,浅利陽介,三木理紗子,趙民和,國本鍾建,渡辺いっけい,内藤剛志他
2日連続でNGKに行った日、その前にTOHOシネマズなんば別館にて本作を鑑賞しました。2026年1月10日に時代劇専門チャンネルで独占配信開始となるシリーズを劇場で先行公開。前夜に『ズートピア2』の字幕版を観たときとは客層が全然ちがう。当たり前のことですが、こちらは私がいちばん若いんじゃないかと思うぐらいの高齢層。階段でつまずかないか心配になります。(^^;
長谷川平蔵(松本幸四郎)は同心・木村忠吾(浅利陽介)を従え、父親の墓参のために京都を訪れる。墓参を終えて宿に向かう途中、何者かに追われている様子で逃げ惑う娘・およね(三木理紗子)を助ける。宿に連れ帰ったものの、およねは何も話そうとしない。事情がわからぬままではどうしようもないと、平蔵は旧知の仲である京都西町奉行所の与力・浦部彦太郎(内藤剛志)に預けることに。ところが、平蔵たちが奈良へ行くと知ったおよねは、自分も連れて行ってほしいと懇願する。平蔵と忠吾、彦太郎、そしておよねは奈良に向けて出発。すると、およねの命を狙う者が追いかけてきて……。
文句なしに面白い。ちょうど前週に人生初めての“生”歌舞伎を観たばかりで、松本幸四郎も演者のうちのひとりでした。それもあって画面の中の彼を観るのはタイムリー。彼と浅利陽介と内藤剛志それぞれのキャラクターが楽しいのに加えて、『侍タイムスリッパー』(2023)で一気にその名が知れ渡った山口馬木也が渋い登場の仕方。イケオジですねぇ。一方の悪役・高津の玄丹を演じるのは渡辺いっけい。憎たらしいことこのうえない。
家でテレビまで観る時間はそうそうつくれそうにありませんが、こうして劇場で上映されるときにはまた観に行きたいと思っています。
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