『見はらし世代』
監督:団塚唯我
出演:黒崎煌代,遠藤憲一,木竜麻生,菊池亜希子,中山慎悟,吉岡睦雄,スー・ユチュン,服部樹咲,石田莉子,荒生凛太郎,中村蒼,井川遥他
TOHOシネマズ西宮で『ダウントン・アビー/グランドフィナーレ』→夙川でひとりランチ(当然昼呑み)→シアターセブンで本作を。『ダウントン・アビー/グランドフィナーレ』はまぁまぁ早朝からの上映だったにもかかわらず睡魔に襲われることはありませんでしたが、これはボトルワイン1本空けた後の鑑賞だから、そりゃ寝ますよね。(^^;
短編『遠くへいきたいわ』(2021)で注目された団塚唯我監督の記念すべき長編デビュー作とのこと。『遠くへいきたいわ』は未見ですが、団塚監督はまだ28歳。26歳のときに本作を撮り、カンヌ国際映画祭監督週間に日本人最年少で選出されたそうです。『世界一不運なお針子の人生最悪な1日』のフレディ・マクドナルド監督といい、若くても凄い人は凄い。ちなみにオリジナル脚本です。
再開発が進む東京・渋谷。胡蝶蘭をメインに扱う花屋の配送係として働く青年・高野蓮(黒崎煌代)。あるとき、配送先に父親・初(遠藤憲一)の職場が挙がっているのに気づいて蓮が届けることに。初は売れっ子のランドスケープデザイナー。何時も仕事優先で、母親・由美子(井川遥)が亡くなったときもその場にいなかった。由美子の死後、自分と姉・恵美(木竜麻生)と疎遠になっていた初を久しぶりに訪ねてみたものの、声をかけることはできず……。
本作を観に行ったのは、主演の黒崎煌代に興味があったからです。『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』(2024)で主人公の友人役を演じていて、ちょっと面白い役者だなぁと思っていました。後で調べたら、最初は女優の名前だと思い込んでいた「煌代」が彼の名前で、「こうだい」と読むことを知りました。全体的にほわんとした印象なのに、目つきが変態も演じられそうな感じ(笑)。声も顔から想像するより低くて、いろいろと興味を惹かれます。
母親の亡き後、娘と息子から逃げた父親。今は事務所の若い社員(菊池亜希子)と結婚まで考えている。そんな父親のことを娘は無視しているのに、息子は固執していて、父親の周りをうろついたり連絡を取ろうとしたりする。父子3人で出かけた折に現れるのは母親の幻影か幽霊か。家族に目を向けない父親であっても、夫の仕事に打ち込む姿が好きだったと亡き妻から言われた初がむせび泣くシーンはちょっとよかったかな。蓮が自分の中で気持ちに整理をつけていこうとする姿も。
最初の何分かおそらく私は寝ていたと思うんですが、あんまり影響なかったと思われます(笑)。
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