『映画 教場 Requiem』
監督:中江功
出演:木村拓哉,綱啓永,齊藤京子,金子大地,倉悠貴,井桁弘恵,大友花恋,大原優乃,猪狩蒼弥,中山翔貴,丈太郎,松永有紗,中村蒼,岡本夏美,佐藤仁美,和田正人,荒井敦史,高橋ひとみ,白石麻衣,染谷将太,川口春奈,大島優子,三浦翔平,濱田岳,福原遥,杉野遥亮,趣里,坂口憲二,林遣都,森山未來,小日向文世,市川染五郎他
2部作の前編『映画 教場 Reunion』はNetflixで独占配信して、後編は劇場公開って、売り方がセコないかいと思いつつ、公開初日にイオンシネマ茨木にて。前作で何名かの退校者が出た後の神奈川県警察学校、教官・風間公親(木村拓哉)の教場が舞台です。
訓練生たちはそれぞれ目標を持って日々臨んでいる。たとえば星谷舞美(齊藤京子)はストーカー犯罪の撲滅を目指す警察官に、笠原敦気(金子大地)は暴力団から町工場を守る警察官になるという目標がある。ひとり違うのは木下百葉(大原優乃)で、両親が警察官だという彼女はなんとなく警察学校に入っただけ。ここで将来有望な訓練生を見つけてとっとと結婚し、子どもも産んで専業主婦になるのが彼女の目標。そんな彼女が見込んだ相手は真鍋辰貴(中山翔貴)。最初は洞口亜早紀(大友花恋)と交際していた真鍋を奪い取った格好。洞口はふたりの仲を応援しているような言葉を木下にかけ、クリスマス前に扁桃炎を起こしたらしい真鍋には病院へ行くように勧めるが、風間は洞口の思惑に気づく。
校内の長距離走イベントに出場する初沢紬(井桁弘恵)は、妹の環(岡本夏美)が隣人による嫌がらせを受けていると聞き、退校した若槻栄斗(中村蒼)のもとへ環を連れて行くと、護身術を教えてほしいと頼む。嫌がらせは止むことなく続いているらしく、あるとき環が泣きながら電話をかけてくる。「どうすればいいか」と問う妹に、「何もしなくていい」と答える初沢。その後、解剖見学実習に参加中の訓練生たちを見て、風間は初沢の態度に不審を抱く。
というふうに、前作も本作も訓練生たちをめぐってさまざまなことが起こり、そのいずれにも風間は気づいているという超人。売り方がセコいなと思うものの、やっぱり面白いんですよねぇ。それに、成長していく訓練生たちを見ていると、若手俳優の成長も同時に見ることができているような気がして楽しい。特に綱啓永、猪狩蒼弥がイイ。金子大地もこんな誠実な役とクズの役どちらでもできる俳優なんだと驚く。善人役のほうが多いイメージの倉悠貴も新境地開拓。解剖を担当する医師役で市川染五郎が出ていたのも嬉しくなりました。善人役のイメージといえば、林遣都のイカれっぷりが凄い。彼にとってもこれは新境地ですよね。
それにしても冒頭の明石家さんまとそれにつきあわされる女将役の富田望生は何ですか。TVドラマ版を未見の私にはまったく意味不明。真面目な作品をおちょくっているかのようにすら感じます。どうでもええけど。
このタイミングで神奈川県警の不適正な交通違反取締まり発覚って、白バイ隊員の鳥羽(濱田岳)が泣きまっせ。教場の訓練生たちに恥ずかしくないふるまいをお願いします。
目次
