『映画 ラストマン FIRST LOVE』
監督:平野俊一
出演:福山雅治,大泉洋,永瀬廉,今田美桜,ロウン,月島琉衣,寛一郎,谷田歩,黒田大輔,松尾諭,今井朋彦,奥智哉,木村多江,吉田羊,上川隆也,宮沢りえ他
TOHOシネマズ伊丹にて、割引なしの特別料金2,200円を払って鑑賞。2023年にTBS系列の「日曜劇場」枠で放送された『ラストマン 全盲の捜査官』の劇場版ですが、TVドラマ版は一度も観たことがありません。出演者に推しがいるわけでもなく、仕事帰りにちょうどよい時間帯の上映だからどうせなら舞台挨拶も観ておこうかと思っただけです。
舞台挨拶にはメインキャストと監督が少なくとも5人以上登壇するものだと思っていましたが、なんとこの日の舞台挨拶は福山雅治と大泉洋のみ。意外で驚きましたが、こういうのもありですね。大泉洋のしゃべりが面白くて。見どころはほとんどわからないままだけど(笑)、福山雅治の言う「公開に至ってもなお伏せられている若手俳優2人」、つまり福山雅治と宮沢りえの若かりし頃を演じているのは濱田龍臣と當真あみでした。封切り後も徹底して伏せる戦略ってどういう意味があるのでしょう。それはともかく、結構笑わせてもらったあとで本編スタート。
“ラストマン”の異名を持つ全盲のFBI特別捜査官・皆実広見(福山雅治)。30年前、アメリカの大学に通っていた広見(濱田龍臣)が、盲目のせいでほかの学生から絡まれているのを助けたのが同じく学生でロシア国籍を持つナギサ・イワノワ(當真あみ)。交際の後に別れてから会わないままだったが、このたびナギサ(宮沢りえ)とその娘ニナ(月島琉衣)がアメリカへの亡命を求めて中継地の日本に入国。警護に広見を指名する。北海道で身を隠す彼女たちのもとにいる広見から呼ばれた警察庁の刑事・護道心太朗(大泉洋)も北海道へ。同行したのは警視庁捜査一課の護道泉(永瀬廉)、「ラストマンを超える」と豪語しているFBIの研修生クライド・ユン(ロウン)。
天才エンジニアのナギサは大学を首席で卒業してロシアの国家企業に就職した。画期的な画像認識システムを発明して、例えば広見のような視覚障害者の役に立ちたいと願っていたのに、ロシア政府がそのシステムを軍事利用しようとしたため、亡命を望んだのだ。ナギサを逃したくないロシア政府は、金儲けの話なら何でも請け負うテロリスト集団“ヴァッファ”に依頼してナギサとニナを捕まえようとしている。FBIと警視庁の日米合同チームがふたりを警護することになったが、チームの中に内通者がいるらしく、行く先々にヴァッファが現れて……。
鑑賞後にこうして書くと、すでにいくつか嘘がありますね(笑)。ネタバレはやめておきます。
ロシアの国家企業になんて就職したら、利用されることは目に見えているじゃあないか。どうしてこんなところで働こうと思うんだと思わなくもない。どこに隠れようがヴァッファに見つかって、見つかった後もその場に居続けるのもどうなんだかと思います。最後もこれでなんで助かるのと思うも種明かしはなし。でも本作はTVドラマ版のファンの人のための劇場版なのでしょう。福山雅治と大泉洋の掛け合いが見られたらそれで良し。広見の元嫁の役が木村多江というのも面白いですね。ヴァッファのリーダー役の寛一郎がド迫力で怖かった。
TVドラマ版をご欄になっていた方にはオススメ。そうでない人はどちらでも。ドラマ版を観ていない人もじゅうぶん楽しめるとは思います。
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