『仮面ライダーガヴ ギルティ・パルフェ』
監督:柴崎貴行
出演:知念英和,日野友輔,宮部のぞみ,庄司浩平,鎌田英怜奈,田淵累生,たかし,小松利昌,板橋駿谷,新木宏典他
声の出演:木村良平
なんばパークスシネマにて4本ハシゴ。2本目の『WEPONS/ウェポンズ』と後述の4本目の間がビミョーに空いていて、ロビーで本を読んでいようかと思ったけれど、本作ならちょうど観られそう。イマドキの“仮面ライダー”がどうなっているのか観てみることにしました。
“仮面ライダーガヴ”は今夏に最終回を迎えたシリーズなのだそうです。何にも知らないまま観て、復習もしていないのでわからないことだらけ。本編開始前に併映される“ゴチゾウ”の意味がまずわかりません。なんだこのミニチュア自販機みたいな物体は。それにタイトルからして「ギルティ・パルフェ」って、私の知る時代の仮面ライダーにはあり得んスイーツっぽい名前は何なのよと思いながら観はじめました。誰がガヴなのかもわからなくて、観終わってから「おおっ、あっちがガヴだったのか」と知る始末。(^^;
なんだかよくわからないけれど、とにかく仮面ライダーのどれかと、仮面ライダーに父親を殺された異星人の娘と、その娘に家族の誰かを殺されたまた別の異星人が戦います。仮面ライダーに父親を殺された娘はグラニュー糖!?と思ったら「グラニュート」という異星人でした。仮面ライダーが変身するときにベルト付近にセットするのがゴチゾウ。後から調べてみたら、ゴチゾウは眷属なんですね。グミだったりチョコパだったりするゴチゾウをセットするとパワーが出るらしい。イマドキすぎる。
巷では闇菓子というものも密かに取引されていて、グラニュートを捕まえて闇菓子や闇料理の食材として使うんですと。闇鍋じゃあるまいし、闇菓子って(笑)。捕まえたグラニュートの娘を調理台の上に載せるのはちょっと悪趣味だと思う。頼りになる闇医者・狩藤先生役の新木宏典にちょっと興味が湧きます。
ハシゴの隙間を潰すために観た作品でしたが、これはこれで楽しめます。かつて“仮面ライダードライブ”を観たときは、「もはやライダーですらないんだわ」と衝撃を受けましたが、この「首にドーナツを巻いている仮面ライダー」には笑った。時代は変わる。
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