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『プレデター:バッドランド』

『プレデター:バッドランド』(原題:Predator: Badlands)
監督:ディミトリアス・シュスター=コローマタンギ
出演:エル・ファニング,ディミトリアス・シュスター=コローマタンギ,ルーベン・デ・ヨング,マイク・ホーミック,ロヒナル・ナヤラン,キャメロン・ブラウン他
声の出演:アリソン・ライト,マット・ダファー,ロス・ダファー

前述の『トリツカレ男』の次に、109シネマズ大阪エキスポシティにてIMAXレーザーGT版を鑑賞しました。気持ち悪いに決まっているからこんな大画面で観たいわけじゃなかったけれど、時間的に都合がよかったため。やっぱりグロかった(笑)。

監督は『10 クローバーフィールド・レーン』(2016)のダン・トラクテンバーグ。“プレデター”シリーズの第5弾『プレデター:ザ・プレイ』(2022)の監督もこの人だったようですが、なぜか私は観ていないのですよね。またプレデターかい、もうええわと思ってスルーしたのかもしれません。このシリーズではいつもプレデターは敵でした。本作ではシリーズ史上はじめてプレデターを主人公にしています。面白そうやん。

ヤウージャ族のプレデター・デクの父親ニョールは一族のリーダー。デクはニョールから一族でいちばんの弱者として貶められ、生きている価値はないとまで言われる。デクの兄クウェイが弟をかばうも、ついにニョールはデクを殺すようクウェイに命じる。クウェイはその命令に従うと見せかけてデクを輸送船へと放り込み、デクの代わりにニョールに殺されてしまう。目の前で兄の死を見たデクは、失意のうちに輸送船を出発させ、惑星ゲンナへと向かう。

ゲンナには最強の怪物カリスクがいる。カリスクに勝てばデクも強者として認められるだろうが、これまでにカリスクを狩ろうと出かけて生還した者はいない。なんとしてでもカリスクを殺し、ニョールのもとへ戻ってクウェイの復讐を果たしたいデクだったが、ゲンナにはほかにもさまざまな生物がいて、そこらじゅうから攻撃の手が飛んでくる。どうしたものかと思っていたデクに声をかけてきたのは、ウェイランドユタニ社製のアンドロイド・ティア。

ティアはカリスクとやりあった結果、下半身を奪われ上半身のみ。カリスクのところへ連れて行ってあげると言われ、デクはカリスクを背負って歩きはじめるのだが……。

戦いに勝つ者だけがリーダーにふさわしいと考えていたデクが、ティアと旅をするうちにそうではないのかもと感じる。ティアはアンドロイドではありますが、家族という概念があり、それを大事にしたいと思っています。途中で出会ったまだ子どもの謎の生物バドもついてきて、桃太郎状態。でも桃太郎以上に3人は「家族」になってゆきます。このバドこそが鍵で、この子が何者かわかるときには「おおっ」とニヤリとしてしまいました。

プレデターってホントに醜いですよねぇ(笑)。こんな顔、大画面で見せられると気持ち悪さしかないはずなのに、慣れって凄いもので、だんだん直視できるようになってきます。同監督のアニメ版『プレデター:最凶頂上決戦』(2025)がディズニープラスで配信中らしく、それも観てみたい。

どついたら直る輸送船の電気系統には笑いました。そんな昭和な直し方(笑)。

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