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『センチメンタル・バリュー』

『センチメンタル・バリュー』(原題:Affeksjonsverdi)
監督:ヨアキム・トリアー
出演:レナーテ・レインスヴェ,ステラン・スカルスガルド,インガ・イブスドッテル・リッレオース,エル・ファニング,イェスパー・クリステンセン,アンデルシュ・ダニエルセン・リー,レナ・エンドレ,コーリー・マイケル・スミス,キャサリン・コーエン,ラース・ヴァーリンニェル他

北新地でランチのあと、梅田まで出ないと観られない本作を観るために大阪ステーションシティシネマへ。『わたしは最悪。』(2021)のヨアキム・トリアー監督によるノルウェー/ドイツ/デンマーク/フランス/スウェーデン/イギリス作品です。第78回カンヌ国際映画祭のグランプリ受賞作らしいのですが、カンヌっていろんな賞がありすぎて意味わからん。グランプリとパルムドールは違うのですよね? なんでもええけど。

ノルウェーのオスロ舞台女優として活躍するノーラ。父親グスタフは著名な映画監督で、ノーラの妹アグネスは少女時代に子役としてグスタフの監督作に出演した経験があるが、女優となる道は選ばず、歴史学を専攻しながら夫イーヴンと息子エリックに囲まれて穏やかな家庭を築いている。

常に仕事優先だったグスタフは、ノーラとアグネスが幼い頃に家を出て行き、姉妹は今は亡き母親に女手ひとつで育てられた。ノーラは自分たちを捨てた父親のことをどうしても許せずにいる。そんなある日、グスタフが現れ、15年ぶりに撮ることにした映画の主演にノーラを起用したいから脚本を読めと言う。差し出された脚本を開くことなく断るノーラ。

映画の話は進まないものと思われたが、グスタフを敬愛するハリウッドの人気女優レイチェルがノーラに代わって演じることに。資金調達の目処が立つと、グスタフは撮影場所としてかつて一家が暮らしていた家を使うことに決める。家族の思い出が詰まった家にレイチェルを招き入れる父親に不快感を募らせるノーラだったが……。

ノーラ役は『わたしは最悪。』に続いてトリアー監督作品でヒロインを演じるレナーテ・レインスヴェ。インガ・イブスドッテル・リッレオース演じるアグネスは父親との確執に病んでしまいそうな姉ノーラに寄り添い、この姉妹の様子に涙が出てしまう。張り倒したくなる傲岸ぶりを見せるグスタフ役のステラン・スカルスガルドにアグネスがキレるシーンも凄くよかった。また、実力よりも容貌で人気があるだけかと思われたレイチェル役のエル・ファニングが真摯に演技に臨む姿には、もとはダコタ・ファニングの妹としてデビューした彼女が着実に力をつけている姿とかぶります。

最後は温かさがいっぱいに満ちた作品です。

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